【2022.7.23】伝わる演技

前半は「はぁって言うゲーム」で遊びました。 「ぷよぷよ」の生みの親、米光一成の考案したコミュニケーションゲームです。 (米光一成はいろんな遊びを発明するのが非常に上手く、TVゲーム制作をやめて以降も、様々な優れたゲームを生み出しています。) このゲーム、「はぁ」などといったごくごく単純な一語を、様々な状況に即して様々に言い換えるというもの。 『なんで?の「はぁ」』、『怒りの「はぁ」』、『おどろきの「はぁ」』などといった具合に。 単純なだけに奥が深く、演技のいろはがつまっています。 やってみればわかりますが、似たような演技にならざるをえないような、微妙なお題があります。かなり意識的に、工夫して演じ分けなければなりません。 演じ分けること、が観客の分かること、に当然つながりますので、俳優としては必要な技量。 みんなだいぶ苦戦していましたが、少しずつ修得していきたい! 後半は少しずつ戯曲を読み進めました。 その一部に「自分で考案した(しかしルールの判然としない)遊びを相手に説明する」というくだりがあります。 ボール遊びをしながら、どうすると得点、どうするとファール、と即興で適当に言い募るという練習?遊び?をしました。 理不尽なルールでも押し付けるという、小さなレベルの不条理。 これを小気味よくやれるかどうか、というのは意外と難しい。 楽しみながらも、悪戦苦闘しました。 担当:渡辺健一郎