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4月, 2023の投稿を表示しています

【2023.4.29】場あたり

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 「場あたり」というのは、照明や音響、舞台さんなどスタッフさんがどのタイミングであかりの変化をさせるか、音をどう出すか、舞台の転換をするかなど、シーンを追いながら確認していく作業です。会場に入って実際の上演と同じように照明や音響機器、舞台装置を設置してみないとこうした作業はできないので、劇場入りしてからの大切な時間です。この作業を経てスタッフさんは「きっかけ」と呼ばれるタイミングを確認し、また、あかりの色や効果音、舞台美術などに修正をかけたり、機材等の設置位置を変えたりなどの手直しをして本番の状態にするわけです。ちなみにこの作業はとても時間がかかります。今日もほぼ1日「場あたり」が続きました。役者さんも実際に演技をしないとタイミングがはかれなかったり、効果を確認できなかったりするのでこの作業にずっと付き合うことになります。 こうした段取りを経ることで、スタッフによる演出効果がスムーズに安定的に行われるわけです。みなさんお疲れ様でした。 公演の詳細は こちら をご覧下さい。

【2023.4.22】本番まで後11日!通し稽古

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ブログ代打です。 本番と同じ会場での稽古でした。 稽古場に着いた時には準備が出来ていたのですが、舞台セットの多さにびっくり。というかキャンプ場のようなごたつき感。 通し稽古を拝見させて貰いました。 前半はまだ台詞を追ってるだけなやりとり。しかし後半は熱が入ってきて会話のラリーもテンポよく明るいものになっていきました。動きを詰めきれていないところもまだありそうなので、本番までにどれくらい完成度を上げることができるのか楽しみです。

【2023.4.15】小道具

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 本日は芝居の冒頭から通していく練習でした。衣装や小道具などが着々と揃ってきて、実際の道具を使っての練習が進みます。 今回のお芝居の見どころの一つは小道具です。写真は試作品の小道具で実際に食べることができます。見た目と味は違いますが。出演者が色々工夫して作ってきてくれました。  ちなみに、舞台で実際に食べたり、飲んだりできる小道具を舞台用語で「きえもの」と言います。食事シーンなどで、実際に食事するシーンがあると、そのために公演ごとにその食べ物を用意するのですが、その食べ物が「きえもの」です。実際に壊したり破いたりすなどして、1回しか使えない小道具も「きえもの」です。一回しか使えなくて消えてしまうということでしょう。 他にも今回は多彩な小道具が登場します。お楽しみに。 公演情報は こちら から

【2023.4.8】自主練習

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 公演がおよそひと月後に迫ってきました。練習も佳境に入ってきています。今日は通常の練習が4時間あるにもかかわらず、その前にメンバーが自主的に練習をしていました。この頃はそれぞれが時間をやりくりしながら、そうした機会を作っています。 演劇は練習にこうして時間も使いますし、装置やら会場やらにとてもお金がかかるなんとも非効率的な行為です。でもこうして多くの時間を共有したり、作品について考えたり意見を述べ合ったり、協力して小道具を集めたり作ったり、衣装を持ち寄ったりなどなど多くの手間をかけることこそが、楽しみや喜びを生んでいくのだと思います。この成果はきっと作品に現れると思います。チームワークもよく、現場もとても良い雰囲気です。この努力が報われて、公演を終えた後の、あのなんともいえぬ充実感に皆が浸れることを祈っています。 公演の情報は こちら からご確認ください。

【2023.4.1】通し稽古

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最初から最後まで、お芝居をつなげて稽古するのを「通し稽古」と言ったりします。今日は初めての通し稽古で、テクニカルのスタッフさんに見ていただく機会も作りました。初めての通しですので、まだ未完成の部分もあり、なかなかスムーズにお芝居は進まないのですが、セリフや段取りがしっかり身についてくれば自然と流れが良くなるでしょう。写真は終了後の演出家からのダメ出し風景です。なんか厳しい感じの雰囲気ですが、厳しくダメを出されるというより、「こうしていきましょう」というように提案される感じなので、現場はそんなに固くならずリラックスしています。 この公演の情報は こちら から