【2024.8.24】人間関係
演劇に限らず、物語の中の人間関係はドラマを面白くする上で、とても大切な要素です。演劇ではどう見ても若者が老け役となって親子を演じたり、どう見ても真面目そうないい人が「ワル」を演じるような無理をする場合もチラホラ見受けられますが、このチームは年齢幅が広いので、親子関係なども無理せずに作ることができます。シニア劇団や若い人ばかりの劇団より、そうした関係づくりで幅が出るのはこのチームのメリットです。 また、ドラマが広がりそうな関係や、相性の組み合わせも大切です。台本が先に完成している場合だと、台本を読み解き「役作り」しながら関係も探るのですが、村上さんのやり方は、即興を使って何パターンかの関係を試しながら、面白くなりそうな関係を抽出していきます。 この方法は、短期間で無理ない関係性が作り出せるので、完成度を上げるにはとても合理的です。