【2024.8.17】エチュードの笑い

 以前から何度もレポートしているように村上さんはエチュードと呼ばれる、即興を使って作品のベースを作っていきます。

この「エチュード」練習では色々なシチュエーションを演出家が指定してそれを受けて役者さんたちが演じるのですが、不思議なことに概ね笑えるお芝居になるのです。今日も結構マジギレするような状況が与えられていたのですが、なぜか笑いになる。演じ手は無意識に深刻さを避ける傾向があるのかもしれません。

でもそうであっても、面白さを生む多様さは大事だと思います。笑えるシーンでも、笑いの要素がいろいろあるほどお芝居は豊かになります。話の内容(ネタ)だけでなく、演じ方とか、キャラクターの設定とか、パターンはもっともっとあるはずです。つい過去に受けた演技にすがりたくなるのも役者の性ですが、稽古場ではチャレンジできるのがいいところ。失敗を恐れずエチュードでどんどんチャレンジしていってもらいたいと思います。



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