【2023.4.29】場あたり


 「場あたり」というのは、照明や音響、舞台さんなどスタッフさんがどのタイミングであかりの変化をさせるか、音をどう出すか、舞台の転換をするかなど、シーンを追いながら確認していく作業です。会場に入って実際の上演と同じように照明や音響機器、舞台装置を設置してみないとこうした作業はできないので、劇場入りしてからの大切な時間です。この作業を経てスタッフさんは「きっかけ」と呼ばれるタイミングを確認し、また、あかりの色や効果音、舞台美術などに修正をかけたり、機材等の設置位置を変えたりなどの手直しをして本番の状態にするわけです。ちなみにこの作業はとても時間がかかります。今日もほぼ1日「場あたり」が続きました。役者さんも実際に演技をしないとタイミングがはかれなかったり、効果を確認できなかったりするのでこの作業にずっと付き合うことになります。

こうした段取りを経ることで、スタッフによる演出効果がスムーズに安定的に行われるわけです。みなさんお疲れ様でした。

公演の詳細はこちらをご覧下さい。

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