ファッションから思考する


 このチームで次回上演する作品は「ファッション」にまつわる物語になりそうです。現代社会では、ファッションは着る人それぞれの「個性」を体現するものであり、求められる(もしくは、そこに意図されている)用途やデザインは、その時々の生活スタイルや人々の趣向、企業などの戦略を表しているとも言えます。

 ファッションから社会を見て、社会を批評することが、ある説得力をもつのもうなずけます。このお芝居づくりを通して、改めてファッション文化について考えをめぐらす機会が持てたことは、貴重な経験です。今若い人たちにどんな服装が流行っているか、なんてことも知ることができて、おじさんには勉強になります。

 本日の稽古でも、ある書籍の見出し(写真)からどんなイメージをもつかを基に、前回つかった「ト書きを使った即興の練習」をおこないました。印象的だった見出しを選び、それをテーマに相手チームにト書きだけから構成される短いシーンを書き、それぞれのチームが指定されたト書きを基に即興で演じるワークです。

 内容のユニークさもさることながら、やや無茶ぶりと思われるような内容を実際演じてみると、ずっと面白くなります。今日も大笑いしながら見いってしまいました。

コメント

このブログの人気の投稿

【2023.6.3】セリフと芝居の流れ

【2023.5.27】3年目のプレワークショップ/募集継続中

【2023.10.7】いい関係がいい作品を作る!?