エチュード

 村上さんの作品では、即興(エチュードと言ったりします)を練習で行いながら、作品のモチーフやディテールをそこに取材したりします。作家によっては、ほとんどそうしたことは行わず、「作品」として書き上げた戯曲(台本)を使って作品を作る方もいらっしゃるのですが、村上さんはエチュードの中から役者さんの特徴や、個性を活かしたキャラクターや関係を見つけ出していくのが得意な作家さんです。

 さて、今日は先週からの続きで既成の戯曲の一部をテキストに、少し演出を加えての練習を行った(右写真)のちに、エチュードの練習をおこないました。セリフを割り振られると、特に経験の浅い方などはそれにとらわれ過ぎてしまい、そのシーンがどのような場面かよりも自分が喋るセリフに意識が向きがちになります。即興練習の良さはセリフにとらわれないので、シーンそのものに集中することができます。本日最初の台本を使った練習では、書かれてないセリフをアドリブで発してもいいという指示が出ましたが、遠慮もあるのか、若干演技に不自由さが見受けられました。いっぽうで後半のエチュード練習では、みなさんいきいきと「演技」されていたのが印象的でした。


<募集延長してます>

こちらのクラスでは、男性に限り参加者募集を延長しています。興味ある方は「村上ラボ問い合わせ」と件名にご記入の上、labo@gekken.netまでお気軽にお問い合わせください。演劇経験不問です。

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