【2025.3.1】稽古を見守る

創作も大詰めとなってきました。何度もレポートしているように、村上さんの創作方法はエチュードと呼ばれる即興演技を繰り返しながら、シーンづくりをしていきます。その中から、作品のエッセンスとなる面白いセリフ、関係性、キャラクターの肉付けを行い、最後に上演台本にまとめるという流れになります。

 今日は出演者が全員揃うこともあり、(市民劇ではプロと違ってそれぞれ家庭や仕事など事情があり、大人数になればなるほど全員揃うのが難しいのです)創作途上の第二場以降のシーンのエチュードにたくさんの時間が割かれました。当作品は出演者も多い群像劇ということで同じ場面に登場する人物も増えます。セリフの修正や、即興での演技は演出助手がつきっきりで記録し対応します。ちなみに演出助手についてもらうのは今期が初めてです。大人数の芝居を作るために稽古をサポートしくれるスタッフは不可欠で、期待に違わず大活躍してくれています(写真)
 稽古風景はビデオに撮って共有され、台本や作品構成が変更されたところなども細かくメモが取られていきます。こうした縁の下を支えるスタッフあってこそ、面白い作品が生まれていきます。

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