【2025.2.8】架空の町を形作る

お芝居では、舞台となっている場所がどこなのか、は大事だったりします。時代劇だったら平安時代の京都とか、SFだったら火星に移住する宇宙船の船内とか、そんな虚構をそれらしく感じさせるのも、演劇の魅力と言えます。

 今回の舞台は、架空の町です。架空の町とはいえ、虚構を違和感なく伝えるためには細かい作り込みが必要です。例えば言葉です。お客さんの想像を刺激するために、東京言葉でもなく、関西弁、京ことばでもない方言や言葉のイントネーションをあえて使うことで、首都圏でも関西圏でもないどこかの町を匂わせたりできます。東京からそのまちにやってきた人が東京の言葉を使うことで、「よそ者」であることがはっきり印象付けられたりします。今日の稽古ではそんなこともためしながら、一場を引き続き稽古しました。

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