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【2025.2.15】小道具も着々と

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一場の練習、そしていよいよ二場の創作が始まりました。練習を積んでいる一場はセリフもだいぶ入ってきて、芝居の流れが随分良くなってきました。小道具もメンバーが自主的に調達したりして、実際に使いそうな道具を持って練習をしています(写真)。これが何なのかはぜひ公演を見ていただきたいのですが、そうしたことも含めて着々と芝居が完成に向かって進んでいます。  さて、体調が悪いなどの理由で、どうしても毎回欠席者が出るのですが、休んだ人の代役も他のメンバーが務めます。ぱっぱっと演出助手から割りふられた役に対応するのですが、それがなかなか面白かったりします。人の役だとむしろ力が抜けて楽しめるのかもしれません。  

【2025.2.8】架空の町を形作る

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お芝居では、舞台となっている場所がどこなのか、は大事だったりします。時代劇だったら平安時代の京都とか、SFだったら火星に移住する宇宙船の船内とか、そんな虚構をそれらしく感じさせるのも、演劇の魅力と言えます。  今回の舞台は、架空の町です。架空の町とはいえ、虚構を違和感なく伝えるためには細かい作り込みが必要です。例えば言葉です。お客さんの想像を刺激するために、東京言葉でもなく、関西弁、京ことばでもない方言や言葉のイントネーションをあえて使うことで、首都圏でも関西圏でもないどこかの町を匂わせたりできます。東京からそのまちにやってきた人が東京の言葉を使うことで、「よそ者」であることがはっきり印象付けられたりします。今日の稽古ではそんなこともためしながら、一場を引き続き稽古しました。

【2025.2.1】第一場台本改定版

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第一場を作る、というか肉付けして整えていくという言い方が合っているかもしれません。  先週書かれた台本が、今日さらに改定され配布されました。そしてさらに細かい改定が稽古を通じてなされていく、そんな感じで稽古が進みます。今までの稽古でエチュードを繰り返しているので、キャラクターの設定はでき上がっていて、芝居としての流れも大きくは決まっています。そこに、必要なセリフや伏線、背景といった要素や、冗長なセリフのカット、そしてシーンをより面白くする演出を加えながら、作品の完成度を上げていきます。この方法が村上さんの創作の特徴です。最初の場面が固まることで、これから続くシーンの展開もより見えてきます。ただし、二場以降はまだ村上さんの頭の中にあって、たぶん第一場の修正とともに変化していることでしょう。さて、どのような展開になっていくのか。乞うご期待。