【2023.10.21】関係ないことしながら会話する


 即興を繰り返しながら、作品の基になる素材を探す練習が繰り返されています。

写真はそんな即興のワンシーンです。草野球?をしているようなシーンですが、例えば野球しながら言葉を交わすとか(日常でもそんなことはありますが)行なっている行為と全然関係ない会話を交わしたりすると、劇の構造が多重になって面白くなったりします。

 例えば映画でもそうしたシーンはありますが、映画は演劇よりリアルな感じがします。普通な感じがして、特に気に留めないことも多いです。でも舞台で行うと「虚構」が重なった感じで映像より面白くなることがあります。演じる方は大変ですが、激しいスポーツをしながら、全く次元の違う会話をしたりすると見ている方はその意外性を楽しめたりします。目の前で激しく体を動かしている人の熱と、交わされる会話のずれが面白さを増幅するのだと思いますが、そんな表現はとても演劇的だと感じます。

ところで、演劇は男性の少なさが悩みのタネであることが多いのですが、このチームは男性が半数近いということで、この頃では稀な男女比となっています。男性が多いことで表現の幅も広がるので、このチームのように数がもっと増えたらいいなと願っています。

コメント

このブログの人気の投稿

【2023.6.3】セリフと芝居の流れ

【2023.5.27】3年目のプレワークショップ/募集継続中

【2023.10.7】いい関係がいい作品を作る!?