【2022.3.12】稽古再開! リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ 3月 12, 2022 新型コロナウイルスの影響で、2月5日以来止まっていた稽古がやっと再開しました。長かった・・・・。公演も迫ってきています。ということで、台本も確定版が徐々に出来上がってきて、台詞を覚えて立稽古の段階にやってきました。さあ、これからペースを上げてがんばろう!きっと面白い作品をお届けできると思います。こうご期待。 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ コメント
【2023.6.3】セリフと芝居の流れ 6月 07, 2023 いよいよこのチームの3期目がスタートしました。(といってもまだ募集は続いているので、興味ある方は諦めずにお問い合わせくださいね。問い合わせは こちら から) たぶん多くの演出家がセリフの掛け合いについて「呼吸が大切」とか「間(ま)が大事」とかいうことを言ったりします。村上さんもそうしたことを稽古場で言ったりします。今日のワークは「それってどういうこと?」を体験しながら理解してもらうためのものでした。 説明するのはちょっと野暮ですが、例えば「わずかでも衝撃を与えると爆発する爆弾が入っている」想定のバックを隣の人に手渡ししながら、関係のない会話をするワークをしました(写真)。こうした状況で発する言葉は、発語のしかたも、間や語り口調も、同じ内容をリラックスして話す時とは変わってきます。セリフを覚えようとする時、セリフ(書かれた言葉)の内容にとらわれてしまいがちです。しかし例えばこのワーク場合、セリフがこのシチュエーションで話されるからこそ面白くなることを理解できていることが大事です。「わずかでも衝撃を与えると爆発する爆弾が入っている」カバンを渡さなければならないという状況で、そうなった時の体の具合(息が詰まっていたり、手が震えるような感じなど)を作った上で、そこの状態で発語することです。村上さんはよく「芝居の流れ」という言葉を使いますが、それはストーリーの流れというだけではなく、シーンの中で登場人物がどのような状況に置かれていて、それがどのように変化していくか、関係が変わっていくか、緊張が強まったり、緩んだりするかといった変化の流れのことを表しているのだと思います。セリフだけで流れが変わるのではなく、他のきっかけで変化することも多々あります。先ほどのワーク場合、カバンを渡し終えた時とかです。カバンを渡し終えれば緊張がほぐれますよね。そんな時話し方も変わる気がしませんか? そうしたことが芝居の「流れ」を形作っていて、そうした流れをつかんだ上でセリフを覚え、発することが大事ということなのだと思います。 さて、写真では伝わりませんが、この状況で関係のない会話をするのは、不自然ですが見ていて飽きません。これこそ演劇的ですよね。 続きを読む
【2023.5.27】3年目のプレワークショップ/募集継続中 5月 29, 2023 このチームの3期目のスタートとなるプレワークショップが行われました。公演を目標に1年かけて活動することになるのですが、新たに参加を希望する人にとっては、どんなことをするのだろう?どんな人たちがいるのだろう?など不安が多いと思います。そこで、「プレワークショップ」として、参加希望者が練習を体験できる機会を設けて、それを経たのちに参加を決定できる仕組みにしています。 ということで、今日は指導の村上さんが大切にする(している)セリフを語る上でのポイントについての講座となりました。 村上さんのお芝居で大切にしているポイントについて、実際に村上さんの書いた台本を使ってわかりやすく解説してくれました。 「セリフをつなぐ」「セリフを置かない」「セリフを立てる」・・・さて、どんなことでしょう? 新規参加者の募集はまだ続けていますので、ご希望の方は こちら をご覧ください。今から申し込む方もお試しで参加いただいたのちに参加を決めることが可能です。 続きを読む
【2023.10.7】いい関係がいい作品を作る!? 10月 09, 2023 今日からの新たなメンバーも加わり、半年後の公演に向けた顔ぶれが固まりそうです。このチーム「デマチカヤナギ」は、幅広い年齢の方が参加していますがとても仲が良く、欠席したメンバーのために自主的に休んだ時の稽古内容を知らせあったりしています。 演劇を作る上でチームワークは大切だと思います。それは、言い換えれば「信頼関係ができている」ということなのだと思います。 演出家と出演者との信頼関係が大事なのはもとより、役者さん同士の信頼関係も同じです。お芝居をしたことがないと、台本に書かれている通り演じればできあがると思ってしまうこともありますが、現実はそうではありません。 台本には、最初から結末まで書いてありますが、お客さんは目の前で起こることを見てゆくわけです。一人の人が出てきた/その人が舞台上で右往左往している/もう一人の人が出てきた/(その人の様子を見て)「どうしたの?何か探しているの?」「うん、パスポートが見あたらないんだ」 このやり取りで、お客さんは右往左往している人が、「パスポートを探していただんだ」と理解できるわけですが、「うん、パスポートが見あたらないんだ」のセリフが(パスポートを探しているにも関わらず)「それ、こたえなきゃいけないの」だったりしたらどうでしょう。2人の間には何か緊張感を感じます。例えば「それ、こたえなきゃいけないの」と言うのと同じ心情と動作で「うん、パスポートが見あたらないんだ」と言ってみたらどうでしょう。同じセリフなのに、やっぱりギクシャクした何かを感じさせることができそうです。 このように、演劇は人の演技やアクションをどうほかの人が引き受け、どうリアクションを取るかで変化します。見ている人はその変化を(意識しないにしても)感じているのです。同じ台本を使っていても面白い芝居と面白くない芝居ができてしまうのは、こうした一つ一つのやり取りに違いがあるのです。ざっくり言えば、一つ一つのやり取りが豊かで創造的であればあるほど、面白くなるのです。 多くの場合、他人行儀な関係やギクシャクしている関係からは豊かで創造的なシーンは生まれづらいです。なぜならその関係自体が緊張感をはらんでいて、豊かにできるような「あそび」が生まれづらいからです。逆に「あそび」が生まれるような稽古場は楽しいものです。 続きを読む
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