コンセプト

 「ファッションショーの開催にあたって、ショーのコンセプトをどうするか」という、話し合いシーンを色々試しました。演劇も同様ですが、集団がコンセプトに基づいて共同作業をするようなとき、その指針(コンセプト)を決めるのは大事なことです。見るものに訴えかけられるコンセプトを提示できるセンスを、最も有する人物の意見を聞くのが当然のことですが、実績も年齢もさしてかわらない者たちでそうしたリーダーを決めるのはなかなか困難な作業です。好みや価値観は違いますし、若くて野心的な人が人が集まると、とにかく自分の意見を聞いてもらいたいものです。だから揉めます。「センスのある人を見抜くセンス」も必要なのですね。

 多くの人を同じ目標に向かって動かせる力はすごいものです。ファッションや芸術以外でも、人を動かすリーダーの言葉はきっとすごいのでしょう。宗教の場合も、会社のカリスマリーダーもきっとそんな力を持っているのでしょう。信念の具現化が、作品であったり、教義であったり、経営方針であったりするのでしょう。

 さて、センスはないけど声が大きくて、とっても自信家の人がリーダーになって、硬い
信念に基づいて、とんでもないコンセプトを作っちゃったりするとどうなるか・・・コントですよね。現実によくありそうですけど。


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